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「早く血収しなさい。」
女は面倒そうに命令する
「そう急かすなよアーヤ。」
やれやれといった様子で作業に取り掛かるけだるそうな男
「スヤ、お前のためにわざわざ来てやったのよ。
時間を取らせないで。」
アーヤと呼ばれた赤髪の女は更に面倒そうに答えた
「はいはい、チドリとして貴方を尊敬してますよ」
先程仕留めた人の形をした何かが横たわっている
スヤが手をかざすとソレから赤い菱形の血晶が腹を突き破って出てくる
血晶に付着した血が月明かりで反射してキラキラと美しい
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