美春君、風呂へいく

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「なあ…………小野寺、他に怪我とかしてない?」 「頭殴られただけだからな。そこ以外に特に怪我はしてない」 結構、心配症だったりするのか? 俺の答えを聞いて、相川は安心するかと思いきや何故か困惑したような表情を浮かべた。 俺の方を探るように見つめて、 じっと考え込む。 「……?」 「あっ、いや、ならいいんだけど」 明らかに動揺している相川。 何だ? 俺が怪我しているかどうかってところに何かあるのか……? 何か気になることがあるなら遠慮なく言ってくれてかまわない。 そう言おうと思っていたら、相川がおずおずと口を開く。 「あのさ、ああいうこと今回が初めてじゃないって言ってただろ……何度か鉢合わせたって」
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