101人が本棚に入れています
本棚に追加
《side 小野寺》
「……あっ……んッ」
相川が俺の下で啼く。
悩ましげな表情で荒く甘い息を吐き、あられもなく乱れながら――
無意識なのか淫らに腰を揺らす。
白く滑らかな肌には長く深い情事の痕が散りばめられている。
それは俺のものだという印だった。
――市野ではなく、俺のものだという印だ
動きを速め奥まで貫くと
「ああッ……!」
一際高く啼き、将希、将希……と何度も俺を呼ぶ。
とけそうだ……
熱く繋がりながら、翻弄し翻弄される。
「――美春ッ」
相川の中に熱を放った――。
最初のコメントを投稿しよう!