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目を開けると、何もない空間が続いていた。
後ろを振り返ると、僕とそっくりな人がいる。
「うわぁ」と、驚き一歩下がった。
ありえない現実にこれは、夢だと確信した。
そくっりな僕は、無表情で真っ直ぐ何かを見つめている。
そのなにかが気になり、後ろを振り返った。
そこには、少女がいた。
しかし、その少女は首に巻き付く何かを必死に外そうと、苦しそうにもがいていた。
首に巻き付くものは、まるで水の塊が首に巻き付いている様に見える。
水の塊だと思われるものは、少女の顔をすっぽり水の泡のように覆い包んだ。
少女の口からは、空気の.泡が立ち上る。
恐怖の光景に僕は、言葉もなく、足をすくました。
少女の口から、グハッと大きな空気の泡が立ち上がったと同時に、僕の意識は、なくなった。
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