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もう八月の中旬に差しかかったところだろうか。
僕は生き甲斐でもありつつあるゲームを買うために、プールサイドで監視を続けていた。
ちらほらと自分と同じ高校の連中もみれる。僕をいつも苛める連中。女の子と一緒にきているようだ。
僕とは世界が違う。
プールは僕の目には真っ赤で、そんなプールであそぶ人の気持ちがわからない。
僕はポケットに手をつっこみながらトイレへとむかった。
そして数分で帰ってくる。
どうやら僕がいない間に僕を苛める連中は帰ったようだ。
あいつらは僕とは住む世界が違う。
プールは相変わらず真っ赤だった。
だけど僕の手、顔は真っ青で、トイレからはなにか悲鳴が聞こえる。
ポケットに手をつっこみながら僕は落ちてくる青い汗を拭う。
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