第1章

3/5
前へ
/9ページ
次へ
「つーか」 「なんざんすかぁ」 「一人旅ってどこに行って来たんだ?」  「海の幸を堪能してきました(笑)」 「北海道か、1年もいたら飽きんだろ」 「飽きるどころかまだまだ物足りないですよ」 Tシャツをパタパタとさせ熱気をさます男は目的地へと向かう車の中でワクワクしながら笑みを浮かべていた  「みなみ、元気ですか?」 「やっぱ気になるんだな(笑)」 「まぁ、気にならないは嘘になりますね」 「毎日毎日、裏と表と大急ぎだよ」 「へぇ」 「お前が一人旅出てから何人いなくなったんだよ(笑)」 「何人入ってきたんですか、8ってなんなんすか(笑)」 「炎上もしまくりだしな(笑)」   「一人旅してんのに胃がキリキリしましたよ(笑)」 須藤「お二人共、着きましたよ」  「ただいまーっと」  「あっ、中には出迎える奴はいないからな?」  「はいはい、皆大忙しでしょうしね」 『遊んでたわけじゃないんだけどなぁ。』 不服そうな顔をするも 迎えに来た男はスタスタと建物の中へ入っていく
/9ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加