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「ぉぃ。僕をバカにしてないか？
野球のルールくらい分かるぞ？
バントは小技と呼ばれるくらいの
打ち方で、バットを寝かせて打つ
方法だろうが。
バントがホームランになるか！」
犠牲打とも呼ばれるくらいで、
イチローという名選手ですら
足を使って内野安打にするのが
やっとの打ち方で、ホームランになんて
どうやったって出来る訳がない。
「むー。いちいち聞いた噂に
突っ込まないでくれよ。
伝説クラスの話で真偽は定かじゃ
ないんだからー」
なんらかの＜タレント＞の力があると
見て間違いないのは分かるが、
バントホームランを半信半疑
（しかも疑が100％）なのは、
グゥも同じようだ。
「次に、吉見青龍先輩は忍者らしい」
「へぇ～へぇ～へぇ～へぇ～（4へぇ）」
「聞くだけ聞いておいて、急に
興味を無くすような投げやりな
気持ちなら、話さないよ！」
「忍者なんて外国人でも今時驚かんぞ。
そんな過去の遺物が存在するのか？」
もはや疑いを通り越して、漫画か
なんかの話をしているようにしか
聞こえないのは、僕だけではない筈。
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