夏休み前

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現在はテストも終わり、夏休みまで あと少しの状態なので、大した授業も なく適当に掃除などをして帰るのが 恒例な具合である。 余計な事だが、夏休みの宿題を 頂いたりする時期だ。 そんな帰りの日の事だった。 携帯で連絡を取り合い、アヤちゃん ウェンディ・遊鬼・グゥ・僕(ナル)の 5人で帰る事にした。 遊鬼に至っては(遊ぶという)私用が あるからとか言って、先に帰ろうとして いたのをわざわざ引き止めたくらいだ。 アヤちゃんはクラスの副学級委員長を 勤めているので、演劇の打ち合わせとか 文化祭の実行委員会に入っていたりする ので、どうしても遅くなってしまう。 「おまたせー。遅くなって申し訳ない」 アヤちゃんがかなーり遅くなって、 ようやく仕事から解放されたようだ。 「遅いよ(怒)」と待ちくたびれた ように怒ったのは遊鬼だった。 時計に目を落とせば、既に 昼1時半をゆうに回っていたぐらいで、 家に帰るまで、お腹が持たないかも? と思わせるくらい空腹だった。
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