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池の上に女は立っている。
口元が動いているが、何を言っているのか読み取れない。
こちらに近づいてくる。
腐敗した体と異臭に驚き、
「う、うあぁぁーっ!」
目が覚めた。
時計の針は深夜二時を指している。
リアルな夢に喉が渇ききっている。
それを癒すため台所へ。
水道の蛇口を捻ると、
「な、なんだ?
さ、錆?」
紅い水が流れてくる。
どんどん鉄分の臭いが強くなり、紅色も強さを増していく。
「う、うあっ!」
どす黒い臭いと色は、血が溢れ出しているようだった。
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