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俺がアズラエルと再会したのは教会だった。
腐り始めた治癒者と賢者の前から離れようとせず、魔王がいた頃のように教会で蘇らせてくれと、力を無くした神父に縋っていた。
2人はアズラエルの目の前で死んだのだ。
それ以来、アズラエルは酒浸りの日々を送っている。
「セネルは仲間だったじゃねぇか。忘れちまったのか?」
「俺たちは今、セネル王子ではなく、フィラム王子に仕えている」
「フィラムだって!」
「フィラム王子だ」
皆、仲間だった
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