井戸の怪

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そうなのか…あのおたまじゃくし達は、お腹をすかして居たのか!?ならば金魚や小さな魚の餌を用意して、供養して挙げよう。 「お母さん、アドバイスありがとう、私考えが浮かんだからやってみるね」 夕食を済ませてから、部屋で対策を考え、制服を脱いで巫女の衣装を纏った。 手にはお祓い用の御幣を持って浜田君の家に向かった。 辺りは薄暗い、浜田君の家に着くと、玄関には入らず裏庭に行った。 古井戸を見たが何も感じない!? 葵は精神を集中させた。 髪の毛がシルバーに輝き揚力が上昇する。 (葵、井戸の廻りを良く見るのだ!おたまじゃくしの集合体、もののけが見えるぞ!) 白蛇が告げた。 葵も井戸の廻りを見渡す!? グレーに光る頭の大きな何者かがうごめいていた。 あれが!おたまじゃくし達の魂なのか? 葵は用意した水槽に、水を入れてから、金魚の餌を取り出して水槽に蒔いた。 これで準備出来た。
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