最終章
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美緒がどうすればいいのかわからなくなって、ただ、美結の世話をすることだけに専念する日々が何日か過ぎた。 篠田は、再び、北野堂の前に立っていた。 このドアを開ければ、それは確実になる。 彼はそのドアを開けることを、ためらっていた。 でも、何かを思い出したように、ふっと笑うと、彼は一歩を踏み出し、そのドアを開けた。
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