最終章
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私はすぐ目の前の駅へのエスカレーターに乗った。 視線は自然と、降りてくる右側を見つめてしまう。 でも、彼の姿は映らない。 こんな時間に彼がこっちに降りてくるわけもないのに…… 私は軽く首を振った。
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