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鈴音とふたりで布団の中に潜り込めば、
「春さん、あったかいです」
鈴音の方からギュッと春一にしがみ付いてきた。
クラリと理性が吹っ飛びそうになるのを、すんでの所で堪える。
もう一度キスをしたら、今度は最初から柔らかく受け止めてくれた。
キスしたまま、鈴音の全身に手を這わせる。
鈴音は恥ずかしいのか、眉間に皺が寄ったり緩んだりしている。
嫌がりこそしないが、春一に伝わってくる反応は薄い。
こっちはもうとっくに準備万端だが、ここで衝動に負けたらあまりにも自分本位だ。
それに春一のプライドが許さない。
というわけで、鈴音をキスから解放すると、ゆっくりと唇をずらしていった。
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