第1章
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やがて母親が火箸を手に戻ってきました。 母親は火箸を使ってそいつをつまみ上げると、風呂場の窓を開け外に投げ捨てました。 「ほら、これで大丈夫。早く上がりなさい」 母親は一仕事終えると、再び台所へと戻っていきました。
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