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依頼を終えて寮に帰りつく。
軍参加経験のある俺にとっては楽勝だった。
銃を使うまでもない。
ちなみに俺が使うのはザウエルP226、グリップに桜が美しく彫り上げられている。
余談だが、俺は銃に詳しくない。取り扱いはわかるが、種類はさっぱりだ。
ま、銃は使わなくても毎日手入れはするからな。常識だよな。
で、念入りに手入れしていると、
♪♪♪♪♪♪♪
と俺の携帯が鳴った。
「もしもし」
電話の相手は後見人の宇喜多さんだった。
「俺だ。調子どうだ?どうせぼっちだろ?」
見透かされているのにムッとしてべつに、と冷たく返す。
「はは😃当たりか。
そういやランク最低らしいな。らしくもないな。イギリス、アメリカのトップランカーが。」
「放っておいてください。」
そういうと心底愉快そうに笑った。
「能ある鷹はハゲを隠さず。頑張れよ!
あ、それとハチキュー使うときは撃った弾数教えろよ。」
そう言って切れた。
さみしいぼっちはおっさん以外に電話する相手もおらず、寂しく九時半に寝た。
ベッドで泣けてきた…
ボッチだな…
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