Story1

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隆「千晃ちゃん物分かりいいからすぐ覚えそうだね、今日は頑張ったし昼休みまで少し休憩してていいよ」 千「はい。ありがとうございます。」 午前中は西島先輩に仕事の流れやらなにやら教えてもらった。 関わるとどんどん苦手になってくなぁこの人。 最初に少しでもイケメンと思った自分があほらしい。 それに一日中パンプスにきついくらいのタイトスカートは少しというかかなり疲れる。 慣れてないのが1番の理由だと思うけど。 隆「足、疲れたの?」 ふくらはぎをマッサージしていると西島先輩がわたしの方を見た。 千「ちょっとだけ」 苦笑いを浮かべると西島先輩はニヤリと口角をあげて笑った。 隆「俺がマッサージしてあげるよ」 もうほんとに果てしなく苦手。(笑) でも顔は普通にかっこいいしモテるんだろうな。 千「結構です。」 わたしは無表情できっぱり断った。 隆「ねぇ、俺君みたいなタイプ初めて。気になる。」 わたしにじりじりと寄ってわたしの目を見つめる。 千「なに考えてるんですか。気にしてくださったならありがとうございます。はでも申し訳ないですがわたしは興味のかけらもありません。」 すこし睨みつけながら西島先輩に言い放った。
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