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タクミ「え、excuse me.
Do you know a man called ギイチ サキ?」
う、上手く言えたかな。
結構、この言葉練習したんだよ?
やっぱり、会いたいし…。
「OK!OK!崎ね!」
え?日本語?もしかして、、、
「私、日本人よ!貴方もそうでしょ?」
サングラスを外して僕をみた。
うん、日本の人だ。
それにしても、全然わからなかったなー。皆外国人にみえるよ
僕って結構運がいいのかな?
一番最初に声をかけた人が日本人でギイの事を知ってるなんて。
でも、ギイは御曹司だし
知らない人の方が少なかったりして。
「ギイの事知ってるんですか?」
「ええ、一応これでもあそこの一個下の会社の秘書してるのよ」
「そ、そーなんですか。凄いですね!」
一個下って言ってもこの人は
大ベテラン秘書になる。
サバサバしてて人当たりもいい
頭も冴えて前に出て行くような
人だ。やっぱり有能な人物なんだろうなー。
「あぁ、私は高橋 恵利華。こっちではエリーって呼ばれてるわ。よろしくね!君は…もしかして葉山託生君だったりするの?」
タクミ「え?は、はい。そうですけど…何故僕の名前を?」
エリー「一度、崎に会ってね。日本に葉山託生って言う俺の尊敬してる人が居るから、日本に行くんだ。って言ってた時があったわ」
そう、ギイはこの地から
はるばる日本へ来たのだ。
僕と夜中に過ごしてると
たまに…いや頻繁に電話がかかってきたのだ。
タクミ「3年前…ですね。その時からのお知り合いなんですか」
エリー「あぁ、そうだよ。あ、崎を探してるんでしょ?それならば私についてきてくれる?」
僕はエリーさんの後ろをついて行く事にした。
期待と不安を胸に…。
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