今度は僕から会いに行く

3/4

38人が本棚に入れています
本棚に追加
/8ページ
タクミ「え、excuse me. Do you know a man called ギイチ サキ?」 う、上手く言えたかな。 結構、この言葉練習したんだよ? やっぱり、会いたいし…。 「OK!OK!崎ね!」 え?日本語?もしかして、、、 「私、日本人よ!貴方もそうでしょ?」 サングラスを外して僕をみた。 うん、日本の人だ。 それにしても、全然わからなかったなー。皆外国人にみえるよ 僕って結構運がいいのかな? 一番最初に声をかけた人が日本人でギイの事を知ってるなんて。 でも、ギイは御曹司だし 知らない人の方が少なかったりして。 「ギイの事知ってるんですか?」 「ええ、一応これでもあそこの一個下の会社の秘書してるのよ」 「そ、そーなんですか。凄いですね!」 一個下って言ってもこの人は 大ベテラン秘書になる。 サバサバしてて人当たりもいい 頭も冴えて前に出て行くような 人だ。やっぱり有能な人物なんだろうなー。 「あぁ、私は高橋 恵利華。こっちではエリーって呼ばれてるわ。よろしくね!君は…もしかして葉山託生君だったりするの?」 タクミ「え?は、はい。そうですけど…何故僕の名前を?」 エリー「一度、崎に会ってね。日本に葉山託生って言う俺の尊敬してる人が居るから、日本に行くんだ。って言ってた時があったわ」 そう、ギイはこの地から はるばる日本へ来たのだ。 僕と夜中に過ごしてると たまに…いや頻繁に電話がかかってきたのだ。 タクミ「3年前…ですね。その時からのお知り合いなんですか」 エリー「あぁ、そうだよ。あ、崎を探してるんでしょ?それならば私についてきてくれる?」 僕はエリーさんの後ろをついて行く事にした。 期待と不安を胸に…。
/8ページ

最初のコメントを投稿しよう!

38人が本棚に入れています
本棚に追加