76人が本棚に入れています
本棚に追加
/26ページ
(俺はからかわれただけか)
しばらくして腰にバスタオルを巻いただけの仲倉が部屋へと入ってきた。
酒が入っているせいもあって、
どうにも目に毒だった。
「お前の着替えもあるから、
浴びてこいよ」
一日動いて汗をかいているし、
その提案はうれしいができれば早く服を着てほしい。
褐色の逞しく盛り上がった筋肉についた小さな飾りに目を奪われてしまう。
バスタオルで隠されたその下にも視線がいって自分を叱咤するほどだ。
「悪いな。
眠いなら先に横になってていいぞ」
エアコンの温度をさげる仲倉をもう一度見て、
するりと脇を通りすぎる。
見えていないことをいいことに、
振り返って背中から再び視線で舐めた。
美味そうと考える思考にため息をついてバスルームへと向かった。
最初のコメントを投稿しよう!