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僕は 『生衛 奈伊代』
現在・・・散歩中である
代わり映えのしない景色を
眺めながら歩いてる
特にやる事もない
要するに暇人
僕は 『生衛 奈伊代』
コツン
何かが足に当たった
足元を見ると石ころが有った
それは見覚えが
有る様な無い様な
有り得ない様な
有り得る様な
思わず二度見する様な
ただの石ころだった
僕は 『生衛 奈伊代』
何となくその石ころを
拾ってみる
近くで見て、触って、
嗅いで、舐めてみて
一つ分かった
ただの石ころだと
ただ一つ分からないのは
なぜか口の中で
砂利の味がすると言う事
本当に何でだ?
僕は 『生衛 奈伊代』
ベタベタする石ころを
拭いて短パンの
ポケットにしまう
なぜ石ころを
ポケットにしまったのか
なぜ石ころが
ベタベタしていたのか
理由は分からない
僕は特に気にとめる事もなく
散歩を続ける
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