僕は 『生衛 奈伊代』

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僕は 『生衛 奈伊代』 現在・・・散歩中である コツン 何かが足に当たった 足元を見ると石ころが有った それは見覚えのある物だった 同じ形、同じ色、 同じ重さ、同じ肌触り 唯一違ったのは ベタベタして無いと言う事である なぜだろう? 砂利の味を思い出す 僕は 『生衛 奈伊代』 ポケットの中を見る 中には石ころが一個 足元にある物が別の 石ころであると分かった 石ころを拾いポケットにしまう ポケットの中に石ころが二個 僕は 『生衛 奈伊代』 また石ころを見つけた 石ころをポケットにしまう 三個目 また石ころを見つけた 石ころをポケットにしまう 四個目 また石ころを見つけた 石ころをポケットにしまう 五個目 なぜか分からないが 石ころを見つけるたびに ポケットにしまう なぜか分からないが 石ころを見つけるたびに 砂利の味を思いだす
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