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誠二は、「お兄ちゃん、ヘビって泳げるんだね。ふ~ん」と感心していた。
そのヘビはそのまま、泳いで河口まで行くようだった。
やがて姿が見えなくなると、また3人で川に入り遊び出す。
3人で遊んでいると、黒い影が、ゆらりゆらりと、揺れているのが新一の目に入る。
新一は、何だか怖くなってきた。
「おい、よしき、誠二、あれ見えるか。なんか黒いものが揺れているぞ。」と言う。
よしきが、「どこだ。あれか、なんか影みたいだな。俺にも見えるよ。誠二お前に見えるか。」とよしきが聞くと、
誠二は、「僕分からないでも、おじちゃんが、立っているのが見えるよ。」と言うのだ。
新一とよしきにはおじさんんの姿は見えない。
なんか急に怖くなってきた二人は、川から上がろうと言い出して、上がり始めていた。
誠二もその後を追う様にして、付いてくる。新一が川に上がると、その後を誠二がついて行く。
最後によしきが後を追いかける様にして、川の中を歩いていくと、誰かに足を引っ張られるような感触がした。
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