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家に着くと、まず、おばあの顔を見に行く。
新一が、「おばあ、今川にいたよね。僕らを助けてくれたよね。」と聞く。
「いいや、おばあは、ずっとここにおったで、」と言いながらテレビを見ていた。
それを聞いた、新一たちは、どういう事なのか訳が分からなくなった。
おばあのみているテレビの前に、写真が置いてあった。
その写真を誠二が見て、「お兄ちゃん、僕が見たおじさんて、この人だよ。」と指をさす。
よしきは、おばあに、「おばあ、この人誰、」と聞く。
「それは爺さんじゃよ。新一の爺さんじゃ。もうなくなっとるがの。」と答える。
この時、よしきと新一の両親が部屋にやって来る。
新一とよしきたちは、今自分たちが、経験してきた事を話しはじめた。
親たちは、驚いた。
その話の内容は、よしきと新一の父親が小さなときに経験した事と同じだったからだ。
父親たちは、その事をすっかりと忘れていた。
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