第6話

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「ヒメちゃん! 体調悪いの?大丈夫?」 昼食後教室へ行くと、一番にヒメに気付いたミーアが駆け寄ってきた。 「いえ、元気よ。」 むしろ、しっかり寝たおかげで快調だ。 先程シリウスと昼食をとって、お腹も満たされている。 その返答にホッとしたクラスメイトから、決闘に勝利したお祝いの言葉をもらった。 「昨日は凄かったね!」 「貴族を負かすなんて初めて見たよ!」 「すかっとしたよなぁ!」 (これは・・・誉められているのかしら。) 「・・・ありがとう。」 頬を染めてはにかむヒメ。 「「う・・・っ」」 ズッキューン! 「俺・・・ファンクラブ入ろうかな・・・。」 「お、俺も。」 「私は入らないわよっ 絶対に友達になって、親友の座をゲットして、そしていずれは・・・っ」 「眼がマジだ。」 昨日の決闘の後、学園内にはヒメのファンクラブが発足していた。 発足早々、会報が発行されていて、会員数は赤丸急上昇である。
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