第5話

16/37

2227人が本棚に入れています
本棚に追加
/315ページ
ライラから「今日の決闘、頑張ってね!それから、部活は明日からにしましょう。」と、決闘への励ましと意味不明な提案(部活って何のことかしら。)をもらい、実習室を出た。 その後、国語、魔方陣学が続き、昼食をとったあと使い魔生体学を受けた。 そして、いよいよ決闘である。 決闘場は実習棟の横にあり、広いすり鉢状の建築物だった。 底面に当たる部分が戦闘場所、側面に当たる部分が観客席となっている。 観客席の前にはシールドが張ってあるのが分かる。どうやら、入園試験を行った場所と同様、魔方陣で設定してあるようだ。 ヒメが決闘場に着いた頃には、既に多くの生徒たちが観客席に座っていた。 決闘場まで一緒に来たミーアとタクトも「良い席探してくるね!」と、先程観客席の方へ行ってしまった。 「ヒメ。」 自分を呼ぶ声に振りかえると、キキが立っている。 「キキ、今日はよろしくね。 とりあえず、ボールは出せるようになったわ!」 グッと拳を握るヒメ。
/315ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2227人が本棚に入れています
本棚に追加