第5話

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決闘場に、相手も姿を見せた。 「へぇ、棄権するかと思ったが、のこのことやって来るとはな。」 アフロだった髪は、なんとかパーマ程度にまで落ち着いている。 マールの後ろにはニヤリと笑う男子生徒がいる。 「余程のアホと見えますね、マールさん。」 発言からして、マールの腰巾着のようだ。 「両者揃ったな。」 シリウスの声が聞こえたと思ったら、決闘場の中央にトン、と降り立った。 風属性の魔法で飛んできたようだ。 「本日の決闘の審判を勤めるのは俺となった。」 それから、昨日も聞いた決闘のルールについて説明する。 「・・・両者とも異存はないか。」 「はい。」 「あぁ。」 「では、これよりマール・フォイスタ、モブリ・キャラ対ヒメ・イレイス、キキ・ミッドガルドの決闘を行う。」
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