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決闘場に、相手も姿を見せた。
「へぇ、棄権するかと思ったが、のこのことやって来るとはな。」
アフロだった髪は、なんとかパーマ程度にまで落ち着いている。
マールの後ろにはニヤリと笑う男子生徒がいる。
「余程のアホと見えますね、マールさん。」
発言からして、マールの腰巾着のようだ。
「両者揃ったな。」
シリウスの声が聞こえたと思ったら、決闘場の中央にトン、と降り立った。
風属性の魔法で飛んできたようだ。
「本日の決闘の審判を勤めるのは俺となった。」
それから、昨日も聞いた決闘のルールについて説明する。
「・・・両者とも異存はないか。」
「はい。」
「あぁ。」
「では、これよりマール・フォイスタ、モブリ・キャラ対ヒメ・イレイス、キキ・ミッドガルドの決闘を行う。」
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