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「・・・タナトス。」
キキの声に反応し、全身真っ黒な男が現れる。
キキの使い魔、闇の精霊だ。
人型をとっていることから、上級使い魔であることが分かる。
見ると、相手の2人も使い魔を出していた。
マールの使い魔は堕天使、モブリの使い魔は火の精霊(フォルムが炎であることからして、中級だろう)だった。
ヒメも使い魔を召喚する。
「ククル。」
「はいは~い、事情はマルッと分かってるよ~!」
僕にお任せあれ~。
ククルを見たマールが眉をひそめる。
何の使い魔か、測りかねているのだろう。
シリウスが右手を振り上げた。
「決闘、開始!」
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