第5話

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「・・・タナトス。」 キキの声に反応し、全身真っ黒な男が現れる。 キキの使い魔、闇の精霊だ。 人型をとっていることから、上級使い魔であることが分かる。 見ると、相手の2人も使い魔を出していた。 マールの使い魔は堕天使、モブリの使い魔は火の精霊(フォルムが炎であることからして、中級だろう)だった。 ヒメも使い魔を召喚する。 「ククル。」 「はいは~い、事情はマルッと分かってるよ~!」 僕にお任せあれ~。 ククルを見たマールが眉をひそめる。 何の使い魔か、測りかねているのだろう。 シリウスが右手を振り上げた。 「決闘、開始!」
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