「俺たちは、お前を『銀の守姫』ではなく『ヒメ・イレイス』として認識していたということだ。」
光帝はガラリと口調を変えると、頭のフードを脱いだ。
現れた銀色の瞳がヒメを射抜く。
「つまり、誰もお前のことを忘れていない。
―残念だったな?」
「・・・え・・・」
頭が真っ白になる。
「そうそう、本題に入ろう。
・・・今後のことについて、だったか。」
ヒメの様子にはお構い無しに話を進める光帝改めシリウス。
「急に休学する生徒に困っていてな、早々の復学が望まれるわけだが。」
「復・・・って、えぇ!?」
「こちらは退学届を受理していない、よってお前は今現在もキルゴール学園の生徒だ。」
「そっ・・・うなるのでしょうか・・・。」
反駁(はんばく)しようとするも、よくよく考えればそんな気がしてきた。
(・・・つまり、私は未だ1年2組の生徒ということ?)
「某1年2組の生徒の多くはどうにも学業に身が入らないらしくてな、先日のテストで赤点を量産している。」
ちなみに、某闇帝も今日補習を受けているところだ、と補足が入る。
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