第1章 始まりは終わり

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眼の前に絞首刑用の縄が見える。 平静を装っていたが、紅子は遂に泣き出した。 「イヤだ!。イヤだあ!!。いやだあああああ!!!!!。」 大粒の涙を流し恐怖に耐えきれず、両脇をがっちり固める刑務官から逃れようとした。
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