私の始まり(裏)

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外はいつの間にか暗くなっていたけれどこれももう慣れた 「お疲れ様ー!」 真城は可憐な笑顔をこちらへ向けてそう言ってきた 「お疲れ様。」 真城の笑顔を見て釣られて私も微笑んだ 「明日はこっちじゃなくてあっちのお店出勤だよね?」 「うん。今月からそうやってシフト組んでもらってる。」 「そっかー。頑張ってね!」 じゃーねー!と最後まで明るく私にそう言った 真城は新田の方での唯一の友人だ可愛くて明るくてだからもちろん人気もある 少し嫉妬した…、けれどそれが仕事としての嫉妬じゃない気がして無理に気持ちを止めた なんだろう…… こういう気持ちってどう表したら良いんだろう… 見上げた雲がかった夜空と気持ちを重ねた。 寒い田舎の都会で何本も電車を見送った後 淋しいくらい空いた帰りの電車で初めて今日来たお客さんの事を考えた
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