第二

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「もしかして!うち、分かったかも。」 教室の中で女子で一番際立って目立つモデルのように可愛い顔をした女子が手を挙げて全員に注目という感じで全員を自分自身に視線をやらせる。 「うちってクラスメート全員知ってると思うけど、一応アイドルじゃん。だからこれって何処かの番組か何かのドッキリかなんかじゃないのかな?」 その言葉を聞いた全員が納得したかのようにさっきまでの慌てた様子から少しは落ち着きを取り戻す。 「そんなくだらねーことに俺を巻き込むな!モモコ!」 レンドウがモデルのように可愛い顔をした女子の名前を大きく高らかに怒鳴り上げる。 「だって、うちに言われても意味わかんないし、番組のプロデューサーにそんなことは言ってよ。」 「ちっ!おい、俺たちを見てるプロデューサーって奴出てこい!ドッキリなんか企てやがって一発殴らせろ!」 教室の隅々をレンドウは見渡して目線を送りながら怒鳴り声でそういう。 「プロデューサーさん、うちもレンドウ君と同じで初っ端からドッキリとバレたわけなんで教室の扉開けてくれない?」 モモコも可愛い顔つきでおねだりをするように隅々を見て言う。 だが二人の言葉に返答する言葉は一切何もない。誰もが少しずつ少しずつ、また不安がり始めた。
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