第二

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「ほらね。うちらにどっきりを仕掛けたプロデューサーのご到着。」 モモコは急いで教室の入り口の扉にそう言いながら行く。 「プロデューサーに一発ぶん殴らないと俺の気が収まらないな。」 レンドウはポキポキと手を鳴らしながら殴る準備に入ってるところで入り口の目の前まで行ったモモコが悲鳴をあげる。 「きゃーーーーーーー!!!」 腰を抜かして地面に体ごと落ちると何事だというように何人かがモモコが何を見たかを確認しに行くと確認しに行った全員も悲鳴をあげる。 入り口の扉の窓には黒い黒いどす黒い化け物ような物が廊下側の入り口の目の前に立っていたのだ。 「な、なによ?あれ?」 「ばけも、の?」 「これなによ!?」 「プロデューサーじゃないじゃん!なんで!?」 涙目になって、モモコが人差し指でその黒い黒いどす黒い者を見るとまるで笑っているかのような表情で教室いる全員を窓越しから覗くように見る。 全員がそれを見た途端に寒気をしたように背中からぶるっと悪寒を覚えて、頭の中で理解する。 これは・・・やばい! そんな時だった。 教卓の上にさっきまで誰もいなかったはずなのに白いワンピースを着た少女が笑うのを我慢して手を抑えながら座っているのだ。
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