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「そんなに涙目で私に弁解を測っても許さないよ。だって全員がお兄ちゃんの気持ちを理解してないから助けなかったってことだから全員が理解してもらうまで、このゲームは終わらないよ。」
「たたたたたすけえええてえええ!!!」
「んんんんんんんんんんん!!!」
「うぬぬぬぬあええええええ!!!」
「ぐううううああああああ!!!」
何を言ってるかも理解できないような呻き声を上げて、誰もが自分ではないことを願う。
だがそれは少女には届くことはない。
「次は一人だけ教室に残して、あとの全員は教室の外に出てもらうね。それが効率いいからそうするよ。」
一気に全員がその教室に残る一人に選ばれるように少女に申し出をするかのごとく呻き声を更に大きく高らか上げる。
「全員もお兄ちゃんの気持ちを早く理解すれば、お兄ちゃんのために私も動かなかったのに誰も理解せずにいたからいけないんだよ。」
クラスメート全員の誰が残るかの選定を選び終わった少女は不敵な笑みで残り39人を選び出して教室の外へと体を支配して一歩一歩、先ほどのレンドウのように動かしていく。
体が動き出した本人たちは呻き声を大きく大きく雄叫びのように上げて涙を流しながら教室の外に足を運ばせる。
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