第二

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「逃げない!?それじゃー安全な場所なんてあるはずないじゃん!」 「以外にそうではないでござるよ。我は忍者研究部の一年生にして部長でござる。それ故に部室の鍵を持ってるでござる!すなわち部室まで無事に辿り着ければ、この廊下や至る所よりも安全なはずでござるよ。」 「そおいうことね。ゴロウについて来て正解だった。他のクラスメートも呼べば良かったかもね。」 「それはよしておいた方がいいでござる。もしも仮に大勢で動くとなると動きと統制が難しくなるでござるよ。そうなってくると部室に着くまでに全員がオジャンになってしまうでござる!」 「なるほどね。ゴロウってメガネ男子だけど、こおいう時は頼りになるじゃん。」 「そうでござるか(照れ)あとはレンドウくんの映像を見た以外の化け物がいないことを願うだけでござるな。」 ゴロウ達のいる三階は西棟と東棟があり、今いる場所は西棟である。そしてゴロウの部室は東棟の四階だ。かなり離れた距離であり、西棟と東棟を繋ぐ一本道の渡り廊下を通らなくてはいけない。 「まずは西棟の四階に上がるでござるよ。」 「わかった。」 「仮にあの黒いどす黒い化け物がいたらすぐに撤退もしくは我を見捨ててでも逃げることをモモコさんは第一に考えるでござるよ。」
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