2人が本棚に入れています
本棚に追加
/22ページ
ただ僕は何も抵抗することなく、目の前にいる悪魔によって遊ばれる。
僕の目にはレンドウが悪魔に見える。いや悪魔というよりも黒い黒いどす黒い化け物と言った方が早いかもしれない。それを浄化させるために見えない雨が滝のように彼の頭上に降り注ぐ。
「そうだ。今日は全裸で一日授業を受けるってのも面白そうだな。なぁー、ツバサ?」
「・・・・・・・・・・・。」
「返事ぐらいしろよ。」
ゴッ!
レンドウの右手の拳が強く握りしめられて、ツバサの頬に痛みが走る。
「おい、お前らも脱がすの手伝えよ。」
「・・・・・・・・・・。」
周りのクラスメート達もレンドウに逆らうことができずに言われるがままにツバサの着ている服を脱がしていく。
レンドウに加担して手伝っている人たちの頭の頭上にも激しく見えない雨が強く降り注ぐ。
「これでツバサは全裸になったな。ツバサ、服とか全部俺が預かっておくからせいぜい一日中楽しんでくれや(笑)」
高笑いしながらレンドウは自分の席へと戻っていく。
ツバサも全裸のまま、何も抵抗せずにそのまま自分の席に座る。
最初のコメントを投稿しよう!