第1章

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ツバサは帰り道でも少女の言った発言を考えたが答えは出ずに家に辿り着き、真夜中の0時になる頃までに答えは何一つでなかった。 「もう0時になった。」 時計を考える度に見ているうちに僕は時計の針が指した時間が0時になったことを確認する。 特に僕には何も起きていない。 一体、少女は僕を助けるために何をしようとしているのか?考えても答えにたどり着くことはない。 ただ一つ分かることは今この時間に学校では何かが起きていることだけだ。 ツバサは外出用の私服に着替えるとすぐに自転車に乗って学校に急いで向かう。 向かう中で夜なのに見えない雨が夜の闇を一層暗くさせて、まるで僕を学校に招かないようにしているようだった。
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