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今日も僕はここに来た。
いつもと何も変わらない場所。
いつもの下駄箱。
いつもの教室。
いつものクラスメイト。
少しくらい変化があっても良さそうなのだが、まぁいつもと変わらない。
不満があるわけではない。
ただ、ああ今日も変わらない時間を過ごしていくのだな、と思うだけだ。
劇的なことは起こらないことは僕も気づいている。
みんなも気づいている。
2か月前は違っていた。
劇的なことが起きると信じていた。
ほんとは願っていただけなのかもしれないけど。
みんなも知っておくといい。
高校生になっても日常はそれほど変化しない。
中学生の時と変わりはないのだ。
かわいい子はいるけど、僕みたいなやつと進展はしない。
ドラッグをやっている、みたいな先輩はいるけど、超能力を使える先輩はいない。
何よりも、
僕たちは平凡だ。
それと同時に劇的なことはあるのかもしれない
それは、僕が平凡だからだ。
平凡ゆえに劇的なことを感じられる。
僕が劇的なやつだったら、劇的もまた平凡になってしまうだろう。
ただ何度もいうが僕は平凡だ。
劇的なことがそこにあっても、それは僕には起きない。
つまりは何も変らないってことだ。
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