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学校に行っても友人関係は上手く行かなくなり、浮いた存在になっている。
妻の芽衣子は、京都の風習に馴染めないために、近所付き合いが上手く行かなかった。
いつもちょっとしたことでトラブルになるのだ。
夫の卓也は、仕事上のミスが多くなり、部長に昇進する予定だったのにそれも流れてしまた。
芽衣子は、家族が上手く行かないのを見て、悲しくなってきた。
夫とはいがみ合いになるし、子供の身体がひ弱になってくる。
すぐに病気をしては病院通いになる。
食事がいけないと卓也に怒られても、食事は以前と全く変わっていない。
さよりが最近おかしなことを言う様になってきた。
「お母さん、白い着物姿の綺麗な人が私を呼ぶの、おいでおいでって手招きするの。」と何だか怖い話を始める。
芽衣子は卓也が帰ってくるのを待ってさよりの話をした。
「ねえ、あなた、おかしいのよ。」卓也は、面倒くさそうに言う。
「何がおかしいんだ。」
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