第1章

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彼女を初めて見たのは、専門学校に入学して2日目 休憩時間中にトイレに行こうと、歩いていた時だった 「あの服を着るのは私だって、ずっと前から決まってたじゃない!」 階段の角から甲高い声が聞こえて、それからそれをなだめる先生の声も… あ、二年生担当の林先生だ。 「長谷川さん、落ちついて。確かに前から決まっていた事だけどあなたの最近の態度を見ると、とてもトリを任せる気になれない」 「どうして?私ずっと頑張ってたのに、なんで新しく入ってきて間もないアイツがトリ!?酷すぎるよ先生!」 あちゃー…これは女ならではだね。地位争い?みっともない。
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