第1章

6/6

1人が本棚に入れています
本棚に追加
/10ページ
それから長谷川さんは小さく「ありがとう」と言って、二人は階段を登ってやがて足音もしなくなった そして思い出す 一年生を歓迎するために先輩達がファッションショーを開いてくれる。それはこの学校の毎年の大イベントで 県民ホールを貸し切ってやるので規模は大きい 地元局のメディアも集まるどうのこうので、クラスメイトが騒いでた もしかしたら、さっき言ってたステージって、その事なのか 「かなー!こんなとこで何してるの!次の授業始まるよ?」 「あ、ごめん、ボーとしてた」 「ボーとするのは後にして戻るよ!」と私の手首を掴むクラスメイトの葵 トイレタイムが長すぎると心配になって見に来てくれたらしい されるままになりながらぼんやり思ったのは 彼女の名前、なんだろう…
/10ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加