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母「バイト探してるなら一(ハジメ)ちゃんに相談してみたら良いんじゃない?」
明「父さんに?」
夕食後妹たちは風呂に行き母と2人でお茶を楽しんでいた
母「若い頃からずーっと東京の夜の世界で働いてたんだからツテの1つや2つは今でもあるはずよ?」
明の父親のハジメは18の頃から銀座のバーでバーテンダーとして20年以上働いていた
明「まあ父さんに聞くのも良いんだけど、それを言ったら母さんにだってツテの1つや2つあるでしょ?」
母「ん~…黒服とか?」
母も父親と同じように18の頃から銀座の世界で働いていた
明「ようはボーイさんってことでしょ?」
母「あら、黒服を随分軽んじてるわね?店内の荒事からキャストの付け回しに果ては送迎までするものなのよ?」
母は夜の蝶、お水の世界でNo.1の最長記録を持っていたとかなんとか
明「今のって大抵どれも出来そうじゃない?」
母「……そうねぇ~、明なら出来ちゃうかもね(笑)」
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