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狭い狭いキッチンを抜け、六畳の居間へと転がり込む。
そのまま寝てしまおうと思ったが、
「喉渇いたなぁ……」
酔いが喉の渇きを催促した。
重い腰を上げて台所に向かい、冷蔵庫を開ける。
「ちっ……」
何も入っていない冷えた箱に舌打ちする。
勢いよく冷蔵庫の扉を閉め、すぐ横にある水道の蛇口を捻る。
「ん?あれ?」
いくら捻っても水が出ない。
確認する為、古いタイル張りの風呂へ。
「ちっ、水道屋め」
水が出ないのは水道局のミスだと思った。
「明日文句言ってやる」
そう言いながら、一階にあった自動販売機へ行こうと玄関へ向かった。
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