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清田は目が覚めた。
目覚まし時計の蛍光の針は、七時半を指している。
「午前なのか午後なのかも判らねぇな」
真っ暗な現実を嘆いた。
玄関と窓を確認したが、昨日と状況は変わっていない。
悲惨な状況にも関わらず、
「こんな時でも出るんだな」
苦笑いしながら、手探りでトイレへ行って用を足す。
当然、水は流れない。
唯一寝転がれる居間へと戻って、横になって考えを巡らしていると、
グゥ~
お腹が鳴る。
「腹も減るんだな」
生理現象だけは、どんな状況でもやって来る事を再認識する。
冷蔵庫の中にはツナ缶が一つ。
清田はそれを貪り食った。
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