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きゃあ。その途端、部屋はブルーになってキラキラ光る星屑がいっぱい飛び散ったの。
すごい、すごい。すごくきれい。ブルーの星屑は、私の服にも狼歩さんの髪にも細かい粒となって降り注いでいる。
「あれはミュージックダスト。音楽の星屑とでもいうのかな」
ふうん。あっ、コレクションが動き出したわ。
それに合わせて、隣の部屋の楽器が動き出した。素敵な曲。その間キラキラの星屑は私たちの回りで瞬いているの。
車はアルバートを追いかけるように移動して、次々とたくさんの部屋を走り抜けていく。
それからはもう大変!火山が噴火したり大地が凍り始めたり、それは大忙しなの。
その度に、私たちの周りは暑くなったり寒くなったりして、私はきゃあきゃあ声を上げてしまった。
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