ふうかの家

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「あの。本当に申し訳ないけれど山内さん、そういうわけですから当分身体を休ませてお大事にしてください」 院長は息と一緒に、吐き出すように一気に言い切った。 ええっ? それって、私にやめろってこと? 私、クビなの? 「あのっ、私、やめたくないんですけどっ」 叫ぶように言った。院長先生、私をクビにしないでください。 「でも、ほら。またその。倒れても困るでしょう?」 院長の言葉は優しい。私のことを気にかけてくれているようなことを言う。 でも、本当はどうなの? 本心はどうなの? ねえ院長先生、院長先生は前に言ってくれたでしょう? 「困ったことがあったら、なんでも相談してくださいね。僕はあなたの味方ですから」って。
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