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「そうだなあ。すぐに結果は出ないと思うけれど、きっとうまくいくと思うよ」
「どういう風にさ」
「僕は最後に、ふうかさんに未来のビジョンを見せたんだ。あの人の夢であるカフェのね。
多分ね、将来あの人の旦那さんは、その夢の実現に反対するよ」
「そうかな」
「確かに。あの男はそういう男だ」
レグバは、似た男をたくさん見てきた。ああいう男は、家族を自分の監視下に置きたがる。自分の手を離れて好き勝手をすることを好まないのだ。
「えっと。魂はふうかさんのものじゃなくてもいいんだよね? 旦那さんのものでも良かったんだよね?」
狼歩は、念を押すように二人に尋ねた。
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