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「そうだな。一度契約を交わしたのなら、当人のものでなくても構わない。身近な人間の魂なら、契約者の代わりとしてカウントされる」
「なら万事オッケーでしょ」
狼歩はカレフールに向かって、ピースサインを向けた。
「おい、それ平和を望むサインだろ?やめろよ」
「ごめんごめん」
狼歩は頭を掻き、その二本指を目元に持って行き、ウインクをした。
「なにそれ」
「なんだっけ。アイドルがよくやるポーズだよ」
「ふうん」
カレフールは真似してみたが、恥ずかしくなったのか、すぐにやめてしまった。
「ところで狼歩。何か策を練ってきたのか?」
レグバは事情を聞きたがった。
「うん、まあね。いわゆる地雷をね」
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