お礼 そして あとがき

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最後まで、そして今でもこのカテゴリーについては迷っています。 実は、エンディングについては、何も決めずに書き始めました。主人公がどの道を選んでも自分としては不満が出るような気がしましたし。 ある方に「結局主人公は旦那さんの元に戻るんでしょう?」と聞かれました。 「もしも夢の世界で暮らすのならば、現実の記憶はすべてなくすということですよね?」とも。 そのどちらにもしたくありませんでした。少し悩みました。ええと、少しだけ。 こういう時には彼がやってきます。はい、こうしてこんなエンディングになりました。 最初から有り得ないことばかりを書いてきましたから、最後まで反則技で押し切りました。 結局狼歩は、人を愛さない、愛せない悪魔だったのです。
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