香港 ヴィクトリア・ピーク

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私はそういうのは嫌い。でも私は関係ありませんって顔をできないでしょ。 パパの隣にいると、いつも肩身の狭い思いをしている気がするわ。 だから、狼歩さんのこの行動にはちょっとがっかりした。 こんなことをする人とは思わなかったから。 でも狼歩さんは、こんな私の気持ちに気付かないみたい。明るい声で言った。 「さてと。いいですか?次のカーブを曲がったら」 「曲がったら?」 何かしら。私は言われるままにカーブの向こうを見た。そしたらね!
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