第1章

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桜木の中の常識と、俺の反応がどこかずれているのが不安だったのだろう、桜木は中々信じられないようだった。 「俺、気持ち悪いと思ってるやつに、キスなんかしないよ」 桜木は、目をぱちくりさせる。 「お、俺、てっきり神田くんに嫌われたとばかり思ってて…」 ほっとしたのか、桜木の目から涙が零れる。
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